お話、聴きます

こんにちは。

ボランティアの内藤と申します。

善通寺さんとのご縁が続き、今年で3年目です。

そもそものきっかけは、無料仏教講座でした。少々暗いエピソードもありますが、もしよければ最後までお読みください。

それまでの私は、何をしても空回り。すべてが八方ふさがり。もう生きることさえ嫌で、そのくせ死ねずにうじうじ。

ただただ生き辛さを抱えていました。今で言う引きこもりです。

家庭、仕事、友人、どの環境でも孤立して、インターネット空間に居場所を求めて、ひたすらさまよう毎日でした。

そんな時に目にとまったのが善通寺の無料仏教講座でした。

こんなことを書いたら怒られるかもしれませんが、私は、ありがたい仏教の教えそっちのけで、善通寺のボランティアにばかり心を傾けてきました。

頑張った成果が目に見えて分かり、達成感が得られるからです。そのことによって皆さんの笑顔があり、役に立っているという実感から自信を取り戻せました。

坊守さんは、こっちが照れてしまうくらい、ほめてくれます。ほめちぎってくれます。

心が何度むずがゆくなったか知れません。

そして、

総代さんをはじめ、門徒さんたちも、優しい言葉をかけてくれました。

人生で失ったものを、善通寺の皆さんが与えてくださったように思います。

ある日、急に現れた人生の迷子の私を、無条件で受け入れ、ひとりの人間として尊重し、ひとつの人格として認めて下さったことに、心から感謝しています。

善通寺ボランティア　内藤